猫好きのための猫好きによる猫語辞典。猫好き、にゃんこ好きにはたまらない辞典です。

サイレントニャー



あなたは声を出さずに「ニャー」と言っている猫を見たことがあるだろうか?
あくびではない。「シャー」でもない。

明からに顔全体で「ニャー」と言っているように見えるのに、声が一向に聞こえないのだ。
そんな時「大丈夫かしら?この子声が出なくなったのかしら?」などと考える必要は一切ない。
あなたが目撃した声を出さない「ニャー」。それこそ、まさに「サイレントニャー」なのである。

「サイレントニャー」
あまり知名度が高くない猫語なので、なんなのだそれは!?と疑問に思う方も多くいらっしゃるかと思う。

このサイレントニャーこそ、猫の持つ最終兵器、究極奥義、超必殺技、伝家の宝刀なのである。
人間メロメロ計画を確実に実行するために、神様が猫に与えた史上最強の武器。
それが「サイレントニャー」なのである。

「サイレントニャー」を出す時、猫の口からは人間には聞こえない高周波数の鳴き声が発せられているらしい。一般的には母親に甘えているときに出す声であり、最上級の甘えを表現していると捉えられている。

確かに、「サイレントニャー」の本来の使用目的は母猫に対する甘えん坊にゃんにゃんの声なのだが、これが人間に使用されると、一発でその人間の心をわしづかみにしてしまうというから恐ろしい。

猫から発せられる「サイレントニャー」を浴びた人間は、目の前の猫がかわいくてかわいくてかわいくてかわいくて仕方がなくなり、猫の奴隷と化してしまうのである。
そして猫の奴隷になると同時に言いようのない幸福感に包まれるのである。
そのため人間の中には「サイレントニャー」中毒になっているものも多数存在している。

ちなみに、猫界では有名な、猫が幸せに生きていくための本「猫語の教科書」には、「サイレントニャー」の効果的な使い方が記載されている。
この本の中では「サイレントニャー」を浴びた人間が一瞬にして猫の奴隷になる様子がリアルに描かれている。

上記の本は人間用ではなく、猫用の本なのであるが、猫の奴隷にならないためにはどうすればいいかを学べるかもしれない。

ちなみに、猫が「サイレントニャー」を発する前後に目をゆっくり閉じて開ける様子を見せていたならば、その猫は持てる力のすべてを使ってあなたを奴隷にしようとしている。
全力の「サイレントニャー」を浴びた人間は猫の奴隷になってしまった己の無力さをかみしめつつも、最高の幸福感に包まれることだろう。

使用例:
人間「今猫がサイレントニャーしてくれたっ!!」
猫「ニャン(違います。あくびです。)」

参考画像:サイレントニャーと見せかけてあくびに移行する猫
P1240321.JPG

あや様投稿ありがとうございました^-^。


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